哲学・倫理・思想

『これが答えだ!』

宮台真司『これが答えだ!』、朝日文庫、2002年 - いよいよというかようやくというか、宮台を友人T(正式名称はYですが)に借りて読んでいます。これまで宮台に対しては、小谷野敦や勢古浩爾の本を読んだ影響で否定的な印象(まさに先入観)がありましたが、…

『動物化する世界の中で』

東浩紀、笠井潔『動物化する世界の中で』、集英社新書、2003 - ぶっとぶほど噛み合っていない往復書簡。年長者たる笠井が意地悪に過ぎるのではないかという感想を抱いた。世代的なものか、単に生きる上でのスタンスの差なのかわからないが、私個人は東の立場…

芸術教育

芸術教育の課題で、ファイルの表紙を作れというのがあるんですが、どうにもうまくできません。暫定版がこれ。もっとなんとかしたいです。実物はカラーです。

『哲学の味わい方』

竹田青嗣・西研『哲学の味わい方』現代書館、1999 - 竹田と西の対談とは言いつつもほとんど竹田主導で話が進んでいくのは、やはり10歳という年齢差ゆえか。 それはさておき、題名が哲学の「味わい方」となっている理由について考えてみた。竹田「思想の難解…

永井均と竹田青嗣

永井均が真性の哲学者であるのに対し、竹田青嗣は普通かやや理論好きな大人という気がします。こんなこと言ったら竹田に怒られるかもしれませんが、私の哲学の定義から言えば、永井こそ哲学者と言えます。哲学する次元が違うと言ってもいいんじゃないかと思…

中国思想文化学概論のレポート

「講義にちょっとでも接点があればなんでもいい」って言われてもかなり困る…というのが本音のこの授業。どうしようかなあと思いつつ何の具体案も出ていませんが、今のところ勝手に書評めいたものを提出しようかなあと思っています。 扱う本は フランソワ・ジ…

『生きていくのに大切な言葉 吉本隆明 74語』

勢古浩爾『生きていくのに大切な言葉 吉本隆明 74語』、二見書房、2004 - 思想家として著名な吉本隆明のあらゆる文章から、勢古浩爾が「これが吉本だ」と思った言葉を74ほど選んで抜粋したもの。勢古浩爾の他の本と同様、文壇の人間でもなければ学者でもない…

湯船で考えたこと

そこに構造を見ない人に文学は必要ない。ましてや、哲学など無用でしかない。