中国思想文化学概論のレポート

 「講義にちょっとでも接点があればなんでもいい」って言われてもかなり困る…というのが本音のこの授業。どうしようかなあと思いつつ何の具体案も出ていませんが、今のところ勝手に書評めいたものを提出しようかなあと思っています。
 扱う本は フランソワ・ジュリアン(中島隆博・志野好伸訳)『道徳を基礎づける 孟子vs.カント、ルソー、ニーチェ講談社現代新書 です。これって接点あるのかどうかかなり怪しいですが、講義が科学史についてで、中国において「科学=儒林の実学」で、全ての学問領域は「経学」つまり「儒学」の下部に位置づけられていた、ということなので、全くの無関係というわけでもないと思うので、勝手に良しとします。