アメリカ文学

Benjamin Compson!

昨日の続きです。 『響きと怒り』をどのような作品であるか説明するのは難しいですが、無理をして言えば「アメリカ南部の(架空の)町ジェファソンにおける、名家コンプソン一族の没落」を描いた話です(たぶん)。その特徴はなんと言ってもその技法にありま…

ああFitzsimons

Mr. Fitzsimonsの授業でなにがしかの英語論文を書かなければなりません。不安爆発です。まあ不安は年中爆発しているので、それはそれとしても、英語で書かなければならないのはつらいです。 それ以前に、「文学で論文を書くってどういうこと!?」というのが…

『ウェイクフィールド/ウェイクフィールドの妻』

N・ホーソーン/E・ベルティ『ウェイクフィールド/ウェイクフィールドの妻』新潮社、2004 - ナサニエル・ホーソーンの「ウェイクフィールド」(1835年発表)は、実に奇妙な短編小説である。 取り立てて特徴のない凡庸な男であるウェイクフィールドは、旅…

"Grand Central Termnal, Winter 1989."

Lee Stringer, "Grand Central Termnal, Winter 1989.,"Grand Central Winter: Stories from the Street - But it was also true that our actions were self-serving as much as anything else. The interests we considered, however they may have co-joi…