嗚呼東大生

 なんてこった。

自分の努力や実力(時には才能!!)のおかげで東大に入ったと錯覚し、こんな大学来るんじゃなかったと言いつつ(授業料を親に出してもらっているにもかかわらず!)、東大の枠から一歩も外に出ず、集団思考を繰り広げ、普段は東京の某大学に通っていますなんていいつつ、都合のいいときだけに自分の自己紹介の中にさりげなく東京大学の文字をいれ、馬鹿丸出しで世間の上澄み液中を浮遊する「典型的東大エリート」に、これでもかというくらいに不幸がやってきますように!!
これは友人の日記である『ねこの日記』からの引用だが、彼が意図したかどうかはともかくとして、これはまさに僕の今の姿ではないか! 恥ずかしくて顔から火が出そうだ。こんなことじゃいけない、そう思いつつ変わらぬまま過ぎ去る日々。自分は何をしているんだ。いや、そんなことを言うこと自体、既に違っているだろう。
 焦り。
 今の自分に理想なんてものはまだまだ見えてこないが、少なくとも「こうはなりたくない」と思っていたはずのものに限りなく近接した場所に、今の僕がいる。