9.15

 死ぬほどやる気がしない。多少の焦り、いや、焦れないことへの苛立ちがあるだけ。
 自転車が新しくなり、走ることが爽快なので下北沢に行ってきた。起きた時間が時間だったので、開いているのは飲み屋とヴィレッジヴァンガードくらい。山田玲司『絶望に効くクスリ』(YS Comics、小学館)というマンガをつい買って読んだが、ほとんど何も感じなかった。ここまで自分の心が石化しているとは知らなかった。逗子市長を務める長島一由さんはすごいと思ったが、そこ止まり。
 
 宮部みゆき『誰か』を読んだ。読んだだけ。
 中島義道『生きることも死ぬこともイヤな人のための本』を読んだ。中島義道も年を取るにつれどんどんふつうの人に近くなっているのかもしれない。別にそれが痛々しいとは思わないけれど。
 村上春樹『東京奇譚集』を買った。村上春樹にはもうあまり期待していないが、どうしても新作と聞けば買ってしまう。
 山本文緒『プラナリア』を買った。「何もかもが面倒くさかった。生きていること自体が面倒くさかったが、自分で死ぬのも面倒くさかった」という帯につられた。