最近読んだ本
最近読んだ本はこんな感じです。
▽藤原和博、宮台真司『人生の教科書 [よのなかのルール]』、ちくま文庫
ふつうに学校で学んだだけでは知ることの難しいことを、教科書風にまとめた本。内容は住まい・ハンバーガー・仕事・結婚など、多岐にわたる。宮台真司の書いた序章「なぜ人を殺してはいけないのか」と終章「意味なき世界をどう生きるか?」は、宮台の本を読んだことのない人にはとりわけオススメです。
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▽吉本隆明、糸井重里『悪人正機』、新潮文庫
いまどき吉本隆明でもないだろうと言われそうですが、思想家吉本というよりは人間吉本の言葉としてサクッと読める本。気取らないぶっちゃけぶりがいい。ちなみに吉本隆明は吉本ばななの父。
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▽勢古浩爾『なぜ、だれも私を認めないのか』、講談社+α文庫
▽勢古浩爾『わたしを認めよ!』、洋泉社新書
勢古による「承認論」。タイトルのわりにはまともな本です。個人的に勢古が好きなこともありますが、この「承認論」はかなり納得できると思います。誰もが究極的には承認を求めて生きている、その承認とは「家族における承認」「性的承認」「社会による承認」である、というのが骨子(たぶん)。おすすめ。